バイオリンを習って3年目になるのですが、所属しているバンドでも少しずつバイオリンを弾くようになってきました。
バンドで使うのならばアコースティックバイオリンよりも、エレキバイオリンの方が使いやすいかなと思いまして、以前ヤマハのサイレントバイオリン SV150を購入しました。かなり安く売っていたので。
しかし、最近は同じくYAMAHAのエレキバイオリン YEV104に買い替えて、こちらを使っています。
今回は、なぜ SV150から YEV104に買い換えたのか、その理由を書いてみたいと思います。
SV150を購入したけれど...
まずエレキバイオリン(サイレントバイオリン)を選ぶにあたって、条件として決めていたのはなるべく安価で、かつ楽器として十分使えるクオリティであることです。
海外のエレキバイオリンも見てみると数万円台の物もいくつかあり選択肢は多かったのですが、やはりあまりにも安いものは品質が良いとは思えません。
ヤマハはアコースティックバイオリンも作っていることもあり、バイオリン製作のノウハウがあるため品質には定評があるようでした。
また、アコースティックバイオリン用の肩当てがそのまま使える事も譲れない条件でした。
普段、バイオリンのレッスンではアコースティックバイオリンを使っているため、アコースティックでもエレキでも同じ感覚で演奏したかったからです。
そういった条件に当てはまった SV150が安く売っていたので買ってみたものの、すぐに手放して YEV104に買い換えることになりました。
ここから2つの楽器のレビューも交えながら、その理由についてまとめていきます。YEV104がオススメな理由!
SV150はコントロールボックスが邪魔
左下の機械がコントロールボックスというのですが、これが邪魔でした。
楽器とステレオミニプラグのケーブルで接続して、プリアンプ的な機能の他、ピックアップに電源を供給したりします。
さらにチューニングができたりとか、音にエフェクトをかけれたりとか、機能的には高性能ではあります。
でもあまり操作性というか使い勝手がよくありませんでした。
乾電池で動かしてみたところ電池の持ちが良くなかったように感じました。
アダプターで動かそうにも別売りである上、ステージで使うにもそれ用にコンセントを1つ確保しなければいけないのも面倒です。
コントロールボックスではなく、好みのプリアンプやエフェクターが使えたら面白いと思ったのですが、音を出すにはコントロールボックス必須なため、それもできませんでした。(コントロールボックスの後に接続することは可能)
YEV104はシールドケーブル直差し可能
YEV104はシールドケーブル直差しで音の信号が出力できるようになっており、直接アンプやプリアンプ、DIまたはエフェクターなどに接続できます。
ステージでは圧倒的に使いやすいです。
自分にとって使いやすい、好きな機材で音作りを楽しめるのも、SV150に比べとても気に入っているところです。
高性能なピックアップを搭載
YEV104は SV150よりも安いのにもかかわらず、サイレントバイオリンの最上位機種 SV250と同タイプの駒内蔵型ピックアップを搭載しています。
楽器店の店員さんは、こちらのピックアップの方が繊細な演奏表現ができるし、出力も大きく安心してステージユースができるとおすすめしてくれました。
SV150をほとんど弾かなかったため音質の比較はできませんでしたが、YEV104を店内のアンプに繋いで試奏したところ、かなりアコースティックに近い出音だったため購入を決めました。以上がYEV104をおすすめする3つの理由です。
他に小さな気になったところもまとめておきます。
その他の気になった点
重さについて
アコースティックバイオリン重量が450〜500g程度、SV150は本体約490gなのに対して、YEV104は約550gと重くなるのが気になりました。
初め試奏した段階では確かに少し重いかなと感じたのですが、自分の普段使っている肩当てをつけて弾いているとそんなに気にならなくなりました。
特に重くて疲れるとか弾きにくいといったことはありません。
自宅練習時の音量について
大きな音が出るアコースティックバイオリンが自宅で弾けないので、エレキバイオリンの購入を考えているという人も多いみたいですね。
ヤマハのエレキバイオリンやサイレントバイオリンはボディに空間がないので音量はかなり小さく、自宅での練習にもお勧めできます。質も良いですしね。
イヤホンで音を聞きながら練習したいのならばコントロールボックスがあるサイレントバイオリンの方が向いています。
生音での練習なら値段の安いYEV104がおすすめです。
以上、僕がYEV104をおすすめする理由でした。
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