ライブで楽器の音を綺麗にアンプやスピーカーから鳴らせるよう、機材について勉強していたら、バランス接続とアンバランス接続という言葉が出てきました。
今回はこの2つの接続方式の違いについてまとめています。
バランス接続とアンバランス接続の違い
2.リング(R)
3.チップ(T)
4.絶縁リング
バランス接続とアンバランス接続のなにが違うかというと、まず使用するケーブルが違います。普通ギターやベースなどに使用する画像の下側のTS2極プラグのケーブルはアンバランス接続用のケーブルでモノラル信号です。
アンバランス接続に使うのは、画像上側のTRS3極プラグのケーブルで、この場合はモノラル信号です。ステレオ信号のアンバランス接続用にも使うことができます。ヘッドフォンのケーブルなどはこの仕様が一般的ですね。
よくマイクの接続に使われているXLR(キャノン)ケーブルもバランス接続用に使われるケーブルです。見ての通り3極で信号のやりとりをしています。頑丈な上、ロックが付いていて抜けにくくなっているのが特徴です。
バランス接続はノイズに強い
バランス接続とアンバランス接続の音質的な違いは、バランス接続の方がノイズに強いということです。
なぜバランス接続の方がノイズに強いかというと、ちょっと難しいので理解する必要はない方思います。(僕も説明できません)
大事なのはバランス接続はノイズに強いということなので、そこだけ覚えておきましょう。
ただ、ノイズに強いのならばすべてバランス接続にすればいいのかと考えてしまいますが、必ずしもそういう訳ではありません。
例えばステージ上からミキサーまで20m,30mと長い距離にかけてケーブルを引き回す場合は、ノイズの影響を受けやすくなるのでバランス接続がオススメです。
気を付けなければいけないのが、ケーブルをバランスケーブルに変えても、楽器側がバランス出力をしていなければバランス接続にはならないということです。
しかしギターやベースなどの楽器は基本的にアンバランス出力なので、DI(ダイレクトボックス)というものを使って、アンバランス信号をバランス信号に変換する必要があります。
というわけで次回はDIについてまとめた記事を書いてみようと思います。
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