パッシブタイプとアクティブタイプのピックアップの違い

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ライブでエレアコなどの楽器をアンプやスピーカーにつなげる際は、できる限りアコースティックらしい綺麗な音で鳴らしたいと思いますよね。
でも、ただ楽器と機材をつないだだけでは思うような音が出ず、綺麗な音を出力するのはなかなか難しいものです。

今回はアコースティック楽器の音を綺麗に出力する為に必要な知識や機材について勉強したので、まずはパッシブタイプアクティブタイプ、この2つのピックアップの違いについてまとめていきます。

パッシブタイプとアクティブタイプの違い

まずピックアップというのは、楽器を弾いたときの弦の振動を電気信号に変換する、マイクみたいなものです。

パッシブタイプのピックアップはプリアンプを搭載していないため、電源は必要ありません。

アクティブタイプは電源がないと電気信号を出力できないので、楽器のどこかしらに電池を搭載するようになっています。

ピックアップに電源が必要なものと、ピックアップ自体はパッシブで搭載したプリアンプに電源が必要なものと2種類あります。

プリアンプはピックアップが拾った信号を加工してから出力する役割をしています。

 
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パッシブタイプのメリット・デメリット

メリット

  • 電源が必要ないので電池切れの心配がない

  • ピッキングのニュアンスが素直に出やすい

デメリット

  • ノイズの影響を受けやすい

  • 低音域・高音域において信号レベルが減衰する事がある

パッシブタイプのピックアップは回路からのノイズを少なくするため、高いインピーダンスになっています。

しかし、各種ケーブルがアンテナの役割をするので、電波・電磁波といった空間ノイズを受けやすくなっています。

そのためシールドケーブルの長さにも注意する必要があります。

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アクティブタイプのメリット・デメリット

メリット

  • ノイズの影響を受けにくい

  • アタック時の出力信号の反応が良い

デメリット

  • 電源が必要なので電池切れに注意する必要がある

  • 回路の特性が音に出やすく、自然な音質が損なわれてしまう場合も多い


ピックアップのコイルの巻数を少なくする事で、回路ノイズの少ない信号を出力します。

しかしこれでは出力レベル自体も小さすぎるので、回路(プリアンプ)を通す事によって出力レベルを上げつつ、さらにインピーダンスを下げる事によって回路ノイズと空間ノイズの両方に強くなっています。

ローインピーダンスのためアンプなどの入力インピーダンスもそれほど気にする必要がありません。

どちらがいいの?

それぞれにメリット・デメリット、そして音質の違いがあるため、結局は個人の好みになります。

ちなみに僕は楽器の内部に電池を搭載するのが好きではないためパッシブタイプのピックアップの楽器を使用しています。



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